よく現地調査に行くと、苔や藻、カビが繁殖していることがあります。

白い壁だと余計に目立っています。

お客様も気にされていることが多いです。

 壁が緑や黒になります。もちろん屋根もです。

日光が当たらない北側の壁や屋根で発生していることが多いようです。

これらの症状は、外壁の塗膜の劣化が進むと発生しやすいですが、環境によっては新築から1年ほどで発生することもあるようです。

 

コケはカビと同じように、胞子を飛ばして増えていきます。
胞子を飛ばしたところに水分が存在することが成育してしまいます。

もちろん、外壁にもくっついてしまいますが、新しい外壁では水分が足りないので繁殖することは少ないです。

劣化して表面の塗膜が剥がれてきた外壁は防水性が落ちて、外壁自体が湿気を帯びやすく、乾きにくい状態になっているため、そのためコケにとっては繁殖しやすい環境となります。

外壁の場合は表面が剥がれて劣化してきている外壁を好んで繁殖することが多いです。
コケは水分を栄養とし、日光が当たる場所を好みまないので日光が当たる場所は苔が少ないです。

コケを予防する方法として、風通しを良い状態にするという方法がありますが建物の関係上難しいときが多いです。
ただ、風を遮るものを失くして風通しを良くするだけでもコケの生えるスピードが変わってきたりします。

外壁塗装でも予防することが可能です。
防藻作用という「苔を生えにくくする」作用のある外壁塗装用塗料もあります。

防藻作用といっても、特別な薬が使われているのではなく、表面の塗膜を厚くして湿気が溜まりにくい外壁にすることでコケやカビを防ぐというものであったりバイオ洗浄が効果的です！